八宅風水 | 家の方位と気の流れから風水を勘定

八宅風水とは?

風水の代表格といえる「八宅風水」について解説します。

1.八宅風水の基本

八宅風水

「八宅派」という流派が用いる風水で、陽宅風水の代表格ともされます。

八宅風水は、家の中を流れる気の状態から吉凶を判断するため、その気がどのように流れているか、建物の向きや家主の生まれ年(本命)などを勘定します。
気の流れをよくする家具の配置や間取りは目で見てわかるので、日本のみならず欧米でも人気があります。
(※ただし、八宅風水は日本でよく知られる九星気学を使った風水とは異なります。)

八宅風水の勘定

八宅風水では方位にも吉凶があり、部屋それぞれに適した家具やインテリアを配置します。

なお、吉方位・凶方位は「本命卦」により割り出します。

2.八卦と本命卦

本命卦

古代中国から伝わる「易」の考えを基にした「陰陽」と「八卦」を基にして、人の生まれ持った性質を8つのタイプに分けます。

本命卦の詳細はこちら

八卦

古代中国の皇帝伏羲がその基礎を作ったとされ、この世の事象を8つに分類しました。

八卦象意表
八卦 正象 五行 人物 方位
乾(けん) 北西
兌(だ) 少女 西
離(り) 次女
震(しん) 長男
巽(そん) 長女
坎(かん) 次男
艮(ごん) 少年 北東
坤(こん) 南西

本命卦の調べ方

一年の区切りを2月の節入り(立春)とし、生まれた年と性別から判断します。

本命卦早引表
生まれ年 男性 女性
T8、S3、S12、S21、S30、S39、S48、S57、H3、H12、H21
T9、S4、S13、S22、S31、S40、S49、S58、H4、H13、H22
T10、S5、S14、S23、S32、S41、S50、S59、H5、H14、H23
T11、S6、S15、S24、S33、S42、S51、S60、H6、H15、H24
T12、S7、S16、S25、S34、S43、S52、S61、H7、H16、H25
T13、S8、S17、S26、S35、S44、S53、S62、H8、H17、H26
T14、S9、S18、S27、S36、S45、S54、S63、H9、H18、H27
S1、S10、S19、S28、S37、S56、S55、H1、H10、H19、H28
S2、S11、S20、S29、S38、S47、S56、H2、H11、H20、H29

3.吉方位と凶方位

方位の吉凶は、本命卦によって異なります。

吉方位が西方に集中する西四命

乾、兌、艮、坤が該当します。

吉方位が東に集中する東四命

坎、離、震、巽が該当します。

八宅盤

方位ごとに吉凶を表した盤面図です。本命卦ごとに異なります。

乾兌離震巽坎艮坤

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