八遊星 | 吉凶方位の見方

八遊星とは?

本命卦をもとに得られる吉凶方位盤に示された、八つの吉凶の度合いを表します。

八つの方位のうち4つは吉、残る4つは凶となり、これを四吉方位、四凶方位と呼びます。
それぞれの吉凶の度合いに応じて、八つのレベル(最大吉・大吉・中吉・小吉・最大凶・大凶・中凶・小凶)に分けられます。

四吉方位

生気、天医、延年、伏位が該当します。

生気(せいき)

最大吉

心身とも最もパワーにあふれ、最大の幸運を示す。

生気の方位は、発展、活動、創造、積極性、行動的などの意味合いを持ちます。大きなエネルギーを示す吉方位ですので、この方位を使うことで物事の気が活性化し運に恵まれるようになります。

クリエイティブな思考や積極的な行動が仕事運や金運、財運をUPさせ、特にビジネスには最適の方位となります。

気を付けるべき点として、大きなエネルギーが生まれる方位なので、寝室や休憩所にしてしまうと、パワーが漲りすぎて運気に悪影響を及ぼします。

天医(てんい)

大吉

集中力のUPや心身のリラックスと心身の安寧を示す。

天医の方位は、健康、無病、学業、仕事、財産などの意味合いを持ちます。癒しの方位ともされることから、この方位は集中して物事に取り組む必要のある勉学や仕事に利用すれば、最も効果を発揮します。

心身の調子が悪いときは、できるだけこの方位で身を休めることで調子を取り戻すことができます。
寝室はできるだけこの方位にするようにしましょう。

延年(えんねん)

中吉

人間関係に影響するため、恋愛や結婚などの縁にも深くかかわりを示す。

延年の方位は、協調、融和、結婚、和合、疎通などの意味合いを持ちます。人間関係を円滑にする方位ですので、コミュニケーションなどがスムーズになりやすく、トラブルや争いごとを避けられるようになります。

家族やパートナーとの絆、仲間関係や協力関係を築くのには最適な方位です。

縁結びにもかかわる方位ですので、未婚の人はこの方位を利用するとご縁に恵まれます。
また、寝室として利用すれば恋愛運をUPさせることに繋がります。

伏位(ふくい)

小吉

安定して平穏な日々を送ることができる平和を示す。

伏位の方位は、安定、平穏、平和、順調、無難などの意味合いを持ちます。

この方位には、華やかで派手な強さはないものの、安定していて突然の事故やトラブルが生じることがありません。
急速な発展や上昇はありませんが、現状を維持したり物事を無事に収めてゆくことができます。

平穏平和な日常のため、リビングなどをこの方位にすると穏やかに日常を送れます。
また、勉学や仕事にこの方位を利用すると、堅実で着実な成果が伴います。

四凶方位

絶命(ぜつめい)

最大凶

不幸や不運、トラブル必死の最も避けるべき方位を示す。

絶命の方位は、厄災、災難、破産、絶望、短命などの意味合いを持ちます。

この方位は文字通り命(気)を絶つことに繋がるので、不幸やトラブルを招きやすくなります。
また、この方位が強く作用する方位で過ごすと、子供ができず家系が絶たれることにも繋がります。

他にも、病気や精神の不安定、思いもよらない事故や事件に巻き込まれたり、仕事面でも何かとトラブルが多く、金銭的な損失も大きくなります。

この方位は、玄関や寝室は必ず避けるようにしてください。なお、浴室やシンクなど水回りがあるのであれば、水が凶作用を流し悪い影響が緩和されます。

五鬼(ごき)

大凶

怪しい気が漂いやすく、思わぬ災難やトラブルを示す。

五鬼の方位は、災難、事故、トラブル、過失、盗難などの意味合いを持ちます。

この方位は怪しい気が漂うとされ、注意力の低下を招きやすく、人為的には避けがたいトラブルや、うっかりミスも多く生じます。
集中力を下げる方位のため、無駄なことに囚われてしまい、勉学や仕事の能率が下がりやすくなります。

また、「鬼」は幽霊を表し、霊的な事象も起きやすいとされます。

この方位は水回りにし、凶意を流し去ることが良いとされます。それ以外に利用せざるを得ないなら、しっかりと化殺する必要があります。

六殺(ろくさつ)

中凶

お金や人間関係の乱れ、気の緩みからくる様々な問題を示す。

六殺の方位は、言葉、賭博、多淫、堕落、ルーズなどの意味合いを持ちます。

この方位は自制心や精神力を弱める働きがあり、物事にだらしなくなります。
お金に対してルーズになり、ギャンブルや衝動買いで散財したり、異性関係の乱れから不倫や不貞行為にのめりこむこともあります。

特にこの方位から生じた借金は多額になりやすく、破産の憂き目に直面する可能性もあります。

この方位は物置や収納スペース、水回りにして凶作用を抑えることができます。

禍害(かがい)

小凶

気付かないうちに少しずつ気を奪われ、絶え間ない些細な不安を示します。

禍害の方位は、不安、消極、病気、減収、ストレスなどの意味合いを持ちます。

この方位は、大きな災難やトラブルなどはないものの、物事がスムーズに運ぶことはなく、常に些細な不安や問題に悩まされます。
長時間過ごすようなことがあれば、気が付かないうちに徐々に運気を奪われ凶意を呼び込みやすくなります。

また、慢性的な病や体調不良にもなりやすく、金運や仕事運も少しずつではありますが確実に低下していきます。

ちょっとしたトラブルを招きやすいので、物置や収納、水回りを配してしっかりと凶作用を抑えましょう。

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